採用面接において注意すべき点は分野によって様々ありますが、IT分野においては面接する側とされる側の認識に大きなずれが生じやすいため、面接を受ける際には気をつけておかなければなりません。IT分野の面接における双方のギャップとは、即ち面接を受ける側の力量に関する説明に対する認識です。
IT企業の面接を受ける人の中で、自分の知識やスキルにある程度自信がある人の大半は、技術を見て評価して欲しいと願っています。中には「技術されあれば、わざわざ面接時に話して説明する必要は無い」と考え、面接官が何を尋ねても「私はこれができます」という返答の繰り返しに終始するような人もいます。
この傾向は特にIT分野の面接で顕著な特徴とされますが、こうした受け答えでは到底面接に合格することはできません。過去の業績としてフリーランスでの年収1000万円を超えるほどのポートフォリオでも示さない限りは、力量のみを示しただけでIT企業の面接に合格することは大変難しいと言えます。
IT企業の面接に合格できる受け答えとは、自分の技術が志望する企業が推し進める事業に対してどのように活用でき、将来的にどのように発展させていきたいのかという展望です。
成果主義のIT分野の面接では言辞を尽くさなくても良いというのは、大きな誤りに他なりません。IT分野では持っている技術を明確に示すことができるからこそ、「話さなくてもわかるだろう」というスタンスは捨てて、より言葉を用いてそれを説明する必要があるのです。
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